オーナー様の他店舗の内装デザイン・施工をしているデザイン事務所と、協働で計画を進めさせていただきました。
商店街に面した間口は最大限で確保、1・2階とも大きく開口を設け、商店街の一角を担うテナントとしての機能を満足させました。商店街に面する外壁は、柱型と梁型※で門型の白を基調としたフレームを設え、さらに黒の縁取りをすることで店舗の清潔感と品格を表現しました。
建物中央部には吹き抜けを設け、各テナントの開放性や上下階のつながりを意識しています。また、吹き抜け内に階段・エレベーターを設けることで、利用者が吹き抜けを中心とした回遊動線で各テナントを見て回ることができるよう配慮しました。
吹き抜け内のエレベーターはかご・シャフトがガラスのものを採用することで、内外から開放感を持たせています。階段についても、各階の配置をずらし動きを持たせ、商店街から目を引く吹き抜け空間を演出しました。

※ 柱型は壁から飛び出した柱（または柱状の部分）、梁型は天井面から飛び出している梁の部分のこと。