柔らかな光で包み、まちを照らす行燈のような宿泊施設
RESI STAY ANDON ―行燈―
空き屋に悩まれているオーナー様からインバウンド事業についてご相談があり、京都という土地を活かした宿泊事業のご提案で土地活用のお手伝いをさせて頂きました。
計画地の周辺は街灯も少なく落ち着いた印象の街並みでした。ターゲットが外国人旅行客である事、夕方以降のチェックインがメインである事を鑑み、夜の路地を照らす光や町屋の格子から漏れる光をイメージし、京都らしさを「光」で創造することをコンセプトにしました。
建物本体を「まち」を照らす行燈に見立て利用者を導く。街の灯りとなる建築を目指しました。
木目調縦格子とフロアごとに積層するスラブ※1のデザインでボリューム※2を分節し、周囲への圧迫感を減らす工夫を行い、外壁は日本の伝統色である生壁色※3をベースに配色することで、周囲の京都らしい印象に調和させた設計計画です。
※1 床部分、もしくは天井・屋根の水平部
※2 建物の大きさ
※3 乾いていない土壁のような灰色
タグ:
建設地 | 京都府京都市 | 敷地面積 | 252.02u |
---|---|---|---|
用途 | 簡易宿所 | 延床面積 | 807.19u |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 5階建 |