賑わいを街に開放する都市型学校
履正社国際医療スポーツ専門学校
本計画は、大阪市のプロポーザル※1「もと淀川区役所跡地等活用事業」として採択された複合施設の一部となります。
「十三地区のブランド向上」「にぎわいづくりや交流促進」「淀川区政推進への寄与」をコンセプトに地域の安全拠点である十三東交番を内包した本学校建築と、道路を挟んで建設中の高層複合施設棟(2026年竣工予定)を一体開発することで、新たな十三の街並みを形成する計画です。なお、これには総合設計制度が活用されています。
高層複合施設棟と一体性をもって計画した外構計画と建物のアール形状は、駅から訪れる人々を緑豊かな公開空地※2へと導き、将来的に整備予定の淀川河川敷への入口として印象付ける効果をもたらします。
また、東側には各階に学生のコミュニケーションの場となるホールを設置し、地域に開放された公開空地からもその姿が見えるよう計画しました。これにより、学生たちの活力とにぎわいが街行く人々にも伝わる設計となっています。
さらに、CFT工法※3を採用することで、耐力と変形性能を向上させ、長い柱スパンと柱サイズの縮小を両立させた構造計画を実現しました。
※1 不特定多数の企業から定められたテーマの企画書や提案書などを提出し、最適な提案をおこなった企業を主催者が選定して契約する方式
※2.ビルやマンションの敷地内に設けられた周辺住民や通行人などが利用できる広場や遊歩道
※3 鋼管内にコンクリートを充填した鋼管柱と鉄骨梁で構成する構造
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建設地 | 大阪府大阪市 | 敷地面積 | 1,650.79u |
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用途 | 専修学校・交番 | 延床面積 | 6,618.59u |
構造・規模 | 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造 9階建 |