本計画敷地の東側にある親水公園に対して開けた配置計画とした、鉄筋コンクリート造地上5階の校舎棟と鉄骨造地上2階の体育館棟の2棟から成るインディアインターナショナルスクールです。

本インターナショナルスクールには幼稚園から高校生までが利用するため、学年ごとにフロア分けを行い、幼稚園児は特に他の学生と動線が交差しないように安全性に配慮しました。

校舎棟の1階には幼稚園、2-3階には小学生、4階には中学生、5階には高校生のフロアとなっています。
授業形態が日本でいう教科教室型に近いため、廊下幅を広く計画し、ロッカーや掲示物を設置できる計画としました。

デザインはお施主様より「traditional(伝統的)」としてほしいと要望がございましたので、ここに通う生徒たちが真っ直ぐ成長する姿を思い、十人十色の可能性を広げる、その始まりの「白」という色を内外共に強く意識したデザインとしました。

この建物は生徒たちの様々な物や作品が溢れ、「白」という意識が薄れていくことで完成に近づいていくと思います。その「余白」をつくれたことに喜びを感じると共にそうなる時がとても楽しみです。