オーナー様ご所有の遊休地を、テナント付き共同住宅として有効活用する計画です。

建物の足元となる1階店舗フロアへ濃い色彩を採用し、基壇部分を強調した安定感のある構成としました。
角地を活かしたシンボリックなデザインとなるよう、各階のバルコニー手摺形状を変えることでダイナミックな建物ながらも、動きがあり軽やかな印象を与えられるようなデザインです。

外観には暖かみのある色を採用し、周囲の住宅街に馴染む色彩を選択しております。
道路から入居者を誘導するようエントランスから曲線の壁を延長させ、共同住宅の顔を演出しています。左官仕上げを主役とし、重厚感と暖かみを感じられるデザインにいたしました。

共同住宅フロアには様々な間取りを設定し、多くのニーズに対応できる計画としました。
敷地全体を囲むような住戸配置により、角部屋の多い設計となっています。

エントランスへの出入口を2ヶ所設定することで入居者のアクセスを向上させ、セキュリティ面では非接触キーに加え、虹彩認証による解錠システムを導入することでセキュリティを強化しました。
また共同住宅にはオール電化を採用し、入居者様のランニングコストを抑えられるような計画としました。