「新宿御苑・四方ビル」竣工のお知らせ
2018.07.20
創業約400年の老舗酒類商社 × 松建設の土地活用
松建設株式会社は、東京都新宿区大京町にて「新宿御苑・四方ビル」を建設し、このたび2018年7月24日をもって竣工を迎えます。本物件は、寛永元年(1624年)創業の老舗酒類商社であり、直営店舗の他オンラインショップも手掛ける“赤坂四方”の新しい拠点として、松建設株式会社が設計・施工するものです。
■老舗酒類商社の新しい流通拠点が誕生
当建物は、寛永元年創業以来約400年の歴史を持つ老舗酒類商社“赤坂四方”の新しい流通拠点として誕生します。都心の優れた立地を生かし、酒類流通倉庫及び事務所機能、共同住宅、店舗の複合施設となっています。
元々同社は新宿若松町に配送センターを構えていましたが、道路収用に伴い移転が必要となり、大手化学工業会社の跡地である当該敷地にて建築計画が始まりました。倉庫・配送センターの建築を目的として始まった計画でしたが、容積率を活かしてより収益性を高めるため、松建設の永年培った土地活用のノウハウや技術力を活用し倉庫・事務所・店舗・マンションを併設する複合施設案にて建築計画を進めることとなりました。
■奥行きの長さを活かして機能的な配置に
既存建物の地下外壁を工事用の山留壁として利用しながら作られた地下2層深さ約13m、床面積約1,600uの地下空間は、温湿度が安定していることから、ワイン、日本酒の冷蔵地下倉庫とする等、機能性を追求して計画しました。また地上階は間口に対して奥行きの長い敷地形状を活かすため、道路に面した1階部分に諸機能のアプローチ及び店舗、上階に共同住宅、敷地奥に流通・事務所機能を配置し、諸機能を立体的に見て合理的な配置となるよう心掛けました。1階部分は異なる機能のアプローチが集中する部分となるため、統一感のある外観となるようゲート状のデザインとしてまとめ、また、大型トラックが出入りするために必要となる天井高を、住宅用のエントランスホールや店舗に活かして開放感を出しています。
■計画概要
名称 | 大京町・株式会社四方ビル新築工事 |
所在地 | 東京都新宿区大京町22-5 |
敷地面積 | 1,392.46u |
延床面積 | 4,443.54u |
階数 | 地上9階/地下2階建 |
構造 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 |
竣工予定 | 平成30年7月24日 |
設計者 | 松建設株式会社東京本店 一級建築士事務所 河野浩一 |
施工者 | 松建設株式会社東京本店 取締役専務執行役員本店長 草苅信彦 |
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