賃貸住宅の見学会は、なぜ必須か?
一般的な賃貸住宅は、建物が完成する前から入居者を募集し始めます。中には建物が完成した(竣工した)時点で、すでに満室という物件も見られます。とくに人気エリアの賃貸住宅では賃貸住宅が完成し、賃借人の方が入居するまでの期間が短く、実際に建てられた入居前の完全な新築状態の建物をじっくり見学できる機会は少なくなってしまいます。
建物見学会は、将来賃貸住宅経営をお考えの方が、ご自身の賃貸住宅に対する考えなどを、実物を見ながら改めて確認するチャンスと言えます。
現地では賃貸住宅建築の専門家、賃貸住宅経営(管理・運営)の専門家が多数待機しており、丁寧にみなさまをご案内します。これから賃貸住宅経営を考えている方は、実際に完成したばかりのまっさらの賃貸住宅を見ながら、「賃貸住宅建築の疑問」や「賃貸住宅経営の不安」を率直に問いかけるといいでしょう。
オーナー様の多くは実際に見学会に参加されている?
実際に、松建設で賃貸住宅を建てられたオーナー様の多くは、建築予定地の近隣で開催された見学会にご参加くださっています。そして参加したオーナー様からは、「実際の賃貸住宅の実物を見ることでイメージが湧いた」「担当者からの説明を聞いてオーナー様のこだわりが見えた」「松建設の賃貸住宅建築のこだわりが分かった」といった声が毎回聞かれます。
以下、見学会のポイントについて解説します。
【POINT@】入居者視点で建物を見る
賃貸住宅の建物会見学会に参加した際は、2つの視点で建物を見るとよいでしょう。1つ目は、「入居者の視点」、もう一つは「オーナーの視点」です。
実際にオーナーになる気持ちを持って見学会に臨まれる方が多いと思いと思いますが、賃貸住宅経営は入居者が付いて初めて成立するものです。そのため、「入居者の視点」に立って見学する事は有用です。「こんな賃貸住宅に住みたいと思えるか」「家賃に見合った室内グレードか?」「ここにはこんな家具が置けるな」と、思いを張り巡らせましょう。
また、水廻りの導線はどうか?この設備はなぜ導入しているのか?この仕様なら満足できるか?などを入居者の立場に立って考えてみましょう。
そして、その際に感じたことを担当者にぶつけてみましょう。ただ「いいですね〜」と言いながら、さらりと眺める方も多いようですが、どんどん疑問を投げかけましょう。
オーナー視点で建物を見る
次は、オーナーの視点で見てみましょう。
賃貸住宅では、空室の出にくい、家賃下落可能性の低い物件が求められます。そのためには入居者トレンドを把握し、適切なグレードの設備品が装備されていることが求められます。また、外観も落ち着いた重厚感の建物が好まれます。しかし、色々と求めすぎると費用がかさみ、建物価格が高くなってしまいます。その分賃料が取れればいいですが、そう上手くはいきません。そのため、こだわりを持ってお金をかけるところと、ある程度の仕様で抑えるところと、メリハリが求められます。
こうしたメリハリについても担当者から聞いておきたいところです。
建物の見えないところを確認する
松建設が建築する賃貸住宅は、完成後の見た目だけでは判断しにくい耐震性、遮音性、断熱性など、構造上や設計上のこだわりがいたるところにあります。こうしたポイントもしっかりと担当者から聞きながら、チェックしてください。
見学会では、どうしても外見や水廻り設備等に目が行きがちですが、見えないこだわりについても、図面や設計資料、あるいは施行中の写真などで確認するとよいでしょう。
ただし、建てるべき賃貸住宅は立地などさまざまな条件が関与します。ご自身の計画地の立地や条件も考慮しながら建物を確認してください。
松建設の取り組み
松建設が主催する賃貸住宅の見学会では、その物件を所有するオーナー様がその場におられることがあります。その時は先に述べた「オーナーの視点」の内容などを聞いてみるチャンスです。
地域密着型の営業を展開している松建設では、賃貸住宅の見学会を頻繁に開催しています。どんどん参加して、実際の賃貸住宅を見るといいでしょう。
※見学会の開催予定はイベント情報をご覧ください。(竣工見学会は竣工建物、構造見学会は工事中の建物の見学会となります。)
https://www.takamatsu-const.co.jp/event/
吉崎 誠二 Yoshizaki Seiji
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学大学院 博士前期課程修了。
(株)船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者、(株)ディーサイン取締役 不動産研究所所長 を経て現職。不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、テレビ、ラジオのレギュラー番組に出演、また全国新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
「不動産サイクル理論で読み解く 不動産投資のプロフェッショナル戦術」(日本実業出版社」、「大激変 2020年の住宅・不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを選べる人」(青春新書)等11冊。多数の媒体に連載を持つ。
レギュラー出演
ラジオNIKKEI:「吉崎誠二のウォームアップ 840」「吉崎誠二・坂本慎太郎の至高のポートフォリオ」
テレビ番組:BS11や日経CNBCなどの多数の番組に出演
公式サイト:http://yoshizakiseiji.com/
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